聞こえが悪い
耳が聞こえにくくなる症状には、突然起こるものから徐々に進行するものまで様々なケースがあります。聞こえ方に違和感を覚えた際は、その「現れ方」を把握することが診断の重要な手がかりとなります。放置せず、早めに専門医へ相談しましょう。
急に耳が聞こえなくなる疾患と突発性難聴
ある時を境に、突然耳の聞こえが悪くなる疾患の代表的なものが突発性難聴です。何らかの作業をしていた時や、起床直後から片方の耳が聞こえないなど、いつから聞こえなくなったかを特定できるのが特徴で、現在のところ原因は不明とされています。
統計的には年間でおよそ7人が発症するとされており、スピード感を持った対応が欠かせません。1週間以内の治療開始により、約40%の方が完全に聴力を回復し、50%の方に何らかの改善が見られます。早期の受診が極めて大切です。
その他の急な難聴の原因
突発性難聴以外にも、急激に聞こえが悪くなるケースには以下の原因が考えられます。
| 音響外傷(騒音難聴) | コンサート会場などの大きな音にさらされた直後から発症する難聴です。 |
|---|---|
| 耳垢塞栓(じこうそくせん) | 耳掃除の後や入浴後に発症する場合、ふやけた耳垢が耳穴を塞いでいる可能性があります。 |
加齢に伴い徐々に進行する老人性難聴
一方で、長い時間をかけて少しずつ進行する難聴の代表は老人性難聴です。主な原因は加齢による耳の機能変化であり、特に高音部から障害されやすい傾向があります。
一般的に60歳を過ぎる頃から増加する傾向にあります。聴力検査を行い、現状を把握した上で、早期から補聴器の使用に慣れることが生活の質を維持するポイントです。

