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ノドが痛い

扁桃炎

扁桃炎は扁桃に常在菌が活動して炎症を起こす病気です。「のどが痛い」「のどが痛くて高い熱が出る」「のどが痛くて水を飲むのもつらい」という症状をくりかえす方は要注意です。いわゆる習慣性扁桃炎です。早めに耳鼻科に受診してください。痛いのを我慢していると、扁桃腺の周りが腫れだし(扁桃周囲炎)に、それ以上増悪すると膿(うみ)がたまる扁桃周囲膿瘍(のうよう)になったりします。特徴は、口を大きくあけることが困難で、しゃべることさえ困難になります。これがさらにひどくなると息がしにくくなり、緊急に手術をしないといけないことがあります。

扁桃炎の場合は、まず抗生剤内服治療をいたします。内服であまり効果がない方は入院加療の上、抗生剤の点滴による治療が必要となります。

扁桃炎を繰り返している方には、菌が再増悪しないように扁桃腺そのものをとってしまう手術をお勧めすることがあります。目安は扁桃炎の治療が年間3~5回以上ならば、扁桃の摘出手術をお勧めします。手術には入院が必要となりますので、その際には連携病院へ紹介させていただきます。 

急性咽喉頭炎

急性咽喉頭炎(いんこうとうえん)というのは、のどに菌が悪さして、のどが痛くなったり熱が出たり咳がおきる病気です。(いわゆるノド風邪です。)

原因となる菌は風邪ウイルスによるものが多いため(約80%)基本的に体調を整える(のどの保湿、十分な睡眠、水分の摂取など)ように意識して過ごしていただければ日々改善していきます。また、ウイルスなので抗生剤は効果がありません。最初はウイルス感染だけでも、後々、細菌感染が加わることがしばしばみられます。その場合、細菌にアジャストした抗生剤を内服し、のどに処置をすることで改善します。

しかし、だんだん痛みが増悪し唾液も飲み込めなくなり声もぼそぼそしか話せなくなることがあります。これは急性喉頭蓋炎です。入院を含めた高度な管理治療が必要となります。

 

 

溶連菌感染症

溶連菌感染症は、ウイルス感染症ではなく、A群β溶血連鎖球菌という細菌によって起こる感染症です。溶連菌感染症とは、主にのどに感染します。つばが飛んだりして口からうつります。多くは3〜9歳ぐらいの子どもがかかる病気です。

 

喉の痛み、発熱、発疹の3つが溶連菌感染症の主な症状です。

  • 38℃以上の発熱
  • 喉の痛み(のどが赤い、扁桃腺に白いものがつく、上あごには点状の出血点)
  • 発疹(顔やからだ(特にわきの下、下腹部)に、小さい赤い発疹が多数出現し(発病1~2日目)、かゆみを伴うことも多い。)
  • イチゴ舌(舌の表面に赤いブツブツができること(発病2~4日目)
  • などの症状があります。

 

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